ミュージカル『SMOKE』
こんにちは。
動物の可愛い動画を見て1人ニヤニヤしてることに自ら気付いた途端「元々こういう顔です」と言わんばかりに無駄に堂々としてはぐらかそうとしてしまう、じゃるです。
今回の観劇ログはこちら👇の作品📝
ミュージカル『SMOKE』
煙のように行き先が読めないが、スラっと一筋を描いて昇ってゆくような作品🚬
結局アーティストはどこまでいこうと孤独なんだというメタファーに共感できるようなできないような…目指すべきなのだろうか否か…と思うところもあるが、孤高ゆえの挑戦やそれで得られる快感などにある種の羨望の気持ちを抱いた😵💫💦
自らの希望も絶望も全て1人で背負い込み、生み出す芸術の是非もが自分が理想とする形に及ばなかったとしても、ただ1人で全うする。
そんな葛藤の人生観を3つの視点からそれぞれ描くことで1人の人間の世界観をあたかも多角的な視点で捉えているようで芸術家の人生とそれに伴う陰と陽のそれぞれの駆け引きに没頭できました🪞🧐🪞
苦しみに耐える(耐えさせる)ことで歩みを先へと進め(進めさせ)…繰り返し繰り返し頑張って(頑張らせて)…それでも日の目を見ない結果を迎えると、直面するのは一番大きな絶望。
過去やそして今の自分の頑張り方にも頭の隅に置いておくべき教訓を与えてくれたような気がしました。
途中で歩みを止めていれば味わう絶望も小さなもので済んでいたかもしれない。
たが、歩みを止めてしまうことで得られなくなるその先の全てを見てみたいという好奇心に勝るものはない。
やらない後悔よりやった先の後悔の方がよっぽど良い!!……と思ってました🤔
ただそれは、やった先の後悔の、そのまた先に選択できる未来があった場合の話だと♾️
訪れた後悔が退っ引きならない程の絶望だった場合………。
作品の最後には、これに対する回答が明示されているような気もしたが、ぼくにとってはそれが逆説的でもあるように感じました🥶💦
序盤の展開からまるで煙のようにゆらゆらと紐解かれてゆくストーリー。
この脚本に触れたことが少しあったのですが、こういうシーンだったのか…!!と、少し恥ずかしい思いもしました。というのも、自分の中でアプローチしていたものと全く異なるシーンで良い意味で裏切られた感覚になったから🤯✨
さらには、映像と照明によりファンタジックな部分はよりファンタジックに演出されていて、とあるシーンの演出の為だけに用意された照明も効果的に演出を受け取る一助となってました✨🔦
鏡を演出するシーンはわかりやすくもやっぱり面白かったな😖🪞😠
そしてなんといっても舞台を取り囲むように配置された客席。🪑🪑🪑🖼️🪑🪑🪑
360°を客席に囲まれた劇場の中央で繰り広げられる物語。
俳優はとても演り辛いんだろうなぁ……😨💦
なんて思っていたり、
他のお客さんがくっきり視界に入る中で(舞台を挟んで正面に座る他のお客さんと対面で観劇することになる。)どれほど舞台に集中できるだろう……😒💧
と思っていましたが
なんてことはない💡
どんどんと世界に引き込まれていったのは複雑でありながら、どんどんと先が気になる展開に持っていく脚本の魅力と、その場所に一気に引き込ませる空間を創ってしまう役者の地力の強さの賜物に他ならないでしょう✨👏
希望的な締めくくりに向かう雰囲気の中、
やはりぼくには最期に向かってゆく切なさや哀愁がパラドックスのように感じ取れて綺麗な情景もただ単純に光を浴びているのではなく、儚いそれに映ってみえました。
そう捉えられたのは、述べてきた多くの魅力が紡いだ一味も二味もちがう観劇体験が成したことだと思います。
魅力のある作品、力強い俳優の方々に出会えたこと。
良い時間を味わいました😋
あの劇場の、あの空間を、
"劇場"たらしめていたことに舌を巻くばかりです✨😲
じゃる