こんにちは。
しぬステを駆け抜け切り、アウトプットの限りを尽くしたのでインプット三昧の、じゃるです。
今回の観劇ログはこちら👇の作品📝
ミュージカル『FACTRY GIRLS』
女性が女性としての立場を獲得する闘いが描かれた。
どことなくマリーキュリーと似てるなぁ…
と思ったけど
こちらは女性"たち"が立ち上がり闘うところ。
またすれ違いによる衝突や葛藤も女性とのものだった。
ぼく自身は男性で現代に生まれ
当時の人々が特に女性が主に抱える葛藤や問題意識などは経験していない。
きっと心底から共感し得ることはかなわないと思う。
これは現代人の幸せなことである反面
我々は知ることの大切さを改めて確認する必要もあると思う。
またこれは世の為他人の為でもあり
自らの幸せの再認識の為にもなり得る。
もちろん無下に捉えることはできない。
してはならないと思う。
ましてや自分はこう(今の時代を不自由なく生きることができて)でよかった…
などと思い上がることは言語道断である。
それでも自分たちの置かれた立場や環境、普遍的なものが至極当たり前ではないということを改めて確認する助力になり得ると思う。
すなわち過去の先人たちの様々な苦難や闘いの上に成り立つ現代の社会に生きる人々の幸せを顧みることの大切さを与えてくれた。と。
そしてこの現代の幸せが終着点などではなく
また現代のぼくたちも未来の社会に向けて闘っていく価値があるのだとも。
"今"が完璧な社会とも言い難い。
今も様々な苦難や多種多様なアイデンティティが確立されて(ひいては乱立していて)多くの葛藤を抱えてる人も少なくはないハズ。
ゆえに闘うこと、進み続けることをやめてはならないのだ、と。
暗中模索だとしても世の中の些細な部分に懐疑的な意識を張り巡らせて
どこかが、何かがおかしい
とアンテナを張り続けることは大事なのかもしれない。
周りの大流に流されるだけでなく
目先の楽を求めるのではなく
自分が自分たちらしくあるために生き抜くとはこういったところから始まるのだ、と。
脅威や葛藤に立ち向かう勇気と
葛藤の先にある理想を追い求める意義を
役者たちが必死になって演じてくれたことで真摯に響いてくるものがあった。
ミュージカルというエンタメに乗せてこういった歴史的な側面と現代においてもなお問題提起を投げかけることができ、客席はそれを自由に浴びることができる。
これこそ人権獲得や権利の主張だったりをテーマとして扱った今作品の求めていたひとつの形の在り方でもあるんだろうな、と終演後にふと感じました。
じゃる